iPhone Duo発表。私の持ち物は変わるのか?

iPhone Duoを中心に、iPad AirとMagic Keyboard、Apple Pencil、α7Cを並べたアイキャッチ画像 Notes

これまで何度も「出るらしい」と噂になっていた折りたたみiPhoneが、2026年9月9日のAppleの新製品発表イベントで、ついに「iPhone Duo」として発表されました。

ただ、発表前はそれほど欲しいと思っていたわけではありません。

iPhone Pro Maxの画面サイズには満足しているし、それ以上に大きな画面が必要な作業はiPadで十分。

折りたためるようになってもiPhoneでできること自体が大きく変わらないのであれば、Duoはいらない。

そんなふうに考えていました。

ところが実際に発表されたDuoを見てみると、思っていたよりも自分の今の使い方に影響する要素が多いと思いました。

気になったのは、単に「折りたためるiPhone」だからではなく、今のiPhoneとiPad、さらにカメラまで含めた持ち歩き方そのものが変わるかもしれないところです。

もちろん、まだ実機には触れていません。

なのでこの記事は発表のレビューではなく、今使っているiPhone 16 Pro MaxとiPad Airを基準に、Duoが自分にとって本当に購入候補になるのかを考えてみます。

この記事で考えること

  • なぜ今はiPhone 16 Pro MaxとiPad Airを使い分けているのか
  • Duoによって「iPadを持ってくればよかった」が減りそうか
  • Apple Pencilやキーボードまで含めて、iPadの役割をどこまで担えそうか
  • Proのカメラ性能を手放してまでDuoを選ぶ理由があるのか
  • iPhone、iPad、カメラを含めた持ち歩き方がどう変わりそうか

今はiPhone 16 Pro MaxとiPad Airを使っている

現在、個人で使っている主なデバイスはiPhone 16 Pro Maxと、M1搭載のiPad Airです。

個人用のMacは今のところ持っていませんが、今後Mac miniを導入することは考えています。

iPhoneでPro Maxを選んでいる理由は、カメラ性能と画面サイズです。

最近は小さい文字が少し見づらくなってきたこともあり、iPhoneでも画面が大きいことは重要になっています。

普段の外出なら、基本的にはiPhoneだけを持って出ます。

一方で、長時間の外出や、病院の診察まで待ち時間がありそうな日など、外でまとまった時間がありそうならiPad Airも持っていきます。

そこでChatGPTを使ったり、調べものをしたり、文章を書いたり。

iPhoneだけでもできるけれど、少しまとまった作業になると、やはりiPadの画面は楽です。

さらに写真を撮りたい日は、SONYのフルサイズミラーレスカメラ「α7C」も持ち出すことになります。

「iPadを持っていくほどではない」が意外と多い

ただ、毎回iPadを持って出たいわけではありません。

「今日はそこまで使わないだろう」

と思ってiPhoneだけで出たあとに、

「iPadを持ってくればよかった」

と思うことがあります。

逆に、最初から長時間作業すると分かっている日は迷わず持っていけます。

難しいのは、その中間です。

iPhoneだけでも何とかなる。でも、もう少し画面が広ければ楽だった。

そのためだけにiPadを持っていくのは少し大げさ。

しかもiPad Airを持ち歩く際には、大抵Magic Keyboardを付けています。

Magic KeyboardのおかげでノートPCに近い感覚で使える反面、当然ながら荷物は重くなります。

会社へ出勤する日は15インチのMacBook Airも持っていくので、そこにiPad Air+Magic Keyboardまで追加するのはかなりヘビーです。

結局、「今日はiPadは置いていこう」となることも少なくありません。

折りたたみiPhoneが気になっていた理由は、実はこのあたりにあります。

開いたDuoは、iPad miniに近い

iPhone Duoは開くと7.6インチ、重量は254gです。

今使っている機器と並べると、このような位置になります。

デバイス画面サイズ重量
iPhone 16 Pro Max6.9インチ227g
iPhone Duo(開いた状態)7.6インチ254g
iPad mini8.3インチ293g
iPad Air(M1・Wi-Fi)10.9インチ461g

DuoをiPhone単体として見れば、16 Pro Maxより27g重くなります。

一方で、開いた画面はiPad miniに近いサイズです。

もちろん7.6インチのDuoと8.3インチのiPad miniでは画面比率も違うため、数字だけで同じ使い勝手とは言えません。

それでも、iPhoneとiPad Airの両方を持ち出す今の使い方と比べると、話はかなり変わってきます。

iPad Airほど大きな画面は手に入らない。

その代わり、iPadをもう一台持っていかなくても、必要なときだけiPhoneを広げられる。

自分の場合、この違いは大きそうです。

ChatGPTを使いながらWebを見る。

少し長めの文章を読む。

メモを見る。

簡単な文章を書く。

こうした作業をDuoだけで済ませられるのであれば、「iPadを持ってくればよかった」と思う回数を減らせる。

それだけでも、Duoを選ぶ理由になりそうです。

iPhone Duoの閉じた状態と開いた状態を並べた画像。閉じた状態は片手に収まるサイズで、開いた状態では大きな画面になる。
画像引用:Apple Newsroom「Apple、iPhone Duoを発表」

Apple Pencilが使える。これはかなりの誤算だった

発表を見ていて、一番想定外だったのがApple Pencilへの対応です。

DuoでPencilが使えないのであれば、自分の場合は見送りに近いと思っていました。

絵を描くわけではありませんが、iPadではApple Pencilをメモや書き込みに使っています。

Duoにしたことでそれができなくなるなら、結局iPadを持つ理由が一つ残ってしまいます。

ところがDuoはApple Pencil(USB-C)に対応しています。

今使っているApple Pencil第2世代はそのまま使えないため、新しく用意する必要があります。

今のようにiPadへ付けたまま充電できるわけでもありません。

それでも、「使えない」のと「別のPencilを用意すれば使える」のとでは大きく違います。

自分の場合、用途はメモが中心なので、高度な筆圧検知なども必須ではありません。

純正のUSB-Cモデルだけでなく、自分の用途に合うサードパーティ製のペンも選択肢になりそうです。

Pencilが使えない時点で候補から外れると思っていたので、これはかなりの誤算でした。

キーボードとトラックパッドをどうするか

もう一つ気になるのは入力環境です。

Appleの紹介動画では、Duoを途中まで折った状態で、上側にコンテンツ、下側にソフトウェアキーボードを表示して入力する使い方が紹介されています。

ちょっとした文章なら、これだけで済むかもしれません。

iPhone Duoを途中まで折り、上側にコンテンツ、下側にソフトウェアキーボードを表示している画面。
画像引用:Apple Japan公式YouTube「新しいiPhone Duo、誕生」より

ただ、長文を書くとなると話は別です。

今のiPad Air+Magic Keyboardは、打鍵感がPCに近く、文章を書くにはかなり快適です。

Duoの画面上のキーボードで、同じように長文を書けるとは考えていません。

必要なら、小型の折りたたみキーボードを持つことになりそうです。

それでもDuo+折りたたみキーボードなら、iPhone+iPad Air+Magic Keyboardよりは軽くできそうです。

ただし、Magic Keyboardの良さはキーボードだけではありません。

トラックパッドまで一体になっています。

これは今後、個人用にMac miniを導入したときには、さらに重要になるかもしれません。

外出先からMac miniへリモートアクセスして作業することを考えると、文字を入力するだけではなく、ポインターを操作する手段も必要です。

その点では、iPad Air+Magic Keyboardは完成度の高い組み合わせです。

「やっぱりAirを残した方がいいのでは」と思う理由になります。

ただ、ここも簡単には決まりません。

折りたたみキーボードの中にはタッチパッドまで付いたものもあり、それほど高価ではない製品もあります。

実際にDuoと組み合わせて使いやすいかは確認が必要ですが、使用頻度によっては、それで十分代替できる可能性もあります。

毎日のように外からMac miniへ接続するなら、iPad Air+Magic Keyboard。

たまに使う程度なら、Duo+小型キーボード。

重さと使い勝手、そして使用頻度。

このあたりは実際の使い方を考えながら判断する必要がありそうです。

Proのカメラを取るか、Duoを取るか

ここまで考えると、今度はカメラの問題が出てきます。

Duoを選ぶということは、次のiPhoneでProを選ばないということでもあります。

今までPro Maxを選んできた理由には、大画面だけでなくカメラ性能もあります。

Duoにも48MPのメインカメラと48MPの超広角カメラがあり、2倍の光学品質望遠に対応しています。

ただしiPhone 18 Proには専用の48MP望遠カメラがあり、最大8倍の光学品質ズームに対応しています。

さらに今回からメインカメラには可変絞りも加わりました。

これは見逃せません。

Duoの大きな画面を取るのか。

Proのカメラを取るのか。

iPhoneを選ぶ以上、この比較は避けられなさそうです。

iPadを減らせれば、α7Cを持ち出しやすくなる

一方で、写真をしっかり撮りたい日は、SONYのフルサイズミラーレスカメラ「α7C」を持ち出します。

自分にとってα7Cは、単にiPhoneより画質が良いというだけではなく、iPhoneでは撮れない写真を撮るためのカメラです。

できれば持って歩きたい。

とはいえ、荷物が多い日や行き先によっては持っていきません。

だからこそ、α7Cを持たない日にもある程度カメラを任せられるPro Maxの性能は重要でした。

現在の外出フルセットを考えると、

iPhone 16 Pro Max+iPad Air+Magic Keyboard+α7C

です。

全部持てば、できることにはほとんど困りません。

ただ、重い。

現在の持ち歩き方と、iPhone Duoを中心にした持ち歩き方の違いを比較した図

ここでDuoを使うことでiPad Air+Magic Keyboardを持ち歩かなくて済む日が増えたらどうなるか。

その分、α7Cを持って出やすくなるかもしれません。

iPhone側のカメラを最高性能にするのではなく、持ち物を減らして、写真を撮りたいときはα7Cで撮る。

そう考えると、Proのカメラ性能を手放してDuoを選ぶ理由も見えてきます。

もちろん、α7Cを持たずに出かけて、

「今日はカメラを持ってくればよかった」

と思う日もあるはずです。

ただ、考えてみればこれは今でもあります。

Pro Maxを持っているからα7Cがいらなくなったわけではないし、α7Cを持っているから毎日持ち歩けるわけでもない。

Duoにすると新しい問題が生まれるというより、今もある「今日は何を持っていくか」という迷い方が少し変わるだけなのかもしれません。

まさに悩みどころです。

Duoが変えるのは、持ち歩き方そのものかもしれない

最初は、

「iPhone Pro Maxの画面サイズには満足しているし、それ以上に大きな画面が必要ならiPadがある。Duoはいらない」

と思っていました。

でも、発表されたDuoを見てみると、想像していたより単純ではありませんでした。

開けばiPad miniに近い画面になる。

Apple Pencilも使える。

画面上のキーボードも工夫されている。

必要なら外付けキーボードという選択肢もある。

そう考えると、DuoをiPad Airの完全な置き換えとして考える必要はないのかもしれません。

iPad Airには、大きな画面やMagic Keyboard、トラックパッドを使える強みがあります。

本当にまとまった作業をしたい日は、これまで通りiPad Airを持っていけばいい。

それよりもDuoによって、普段の外出で「iPadを持ってくればよかった」と思う場面を減らせることの方が、自分にとっては重要なのだと思います。

iPadを完全になくすのではなく、持ち出す必要がある日と、Duoだけで済ませられる日を分けられるようになる。

さらにiPadを持たなくて済むことでα7Cを持ち出しやすくなるなら、自分の外出時の機材構成そのものも変わってきます。

一方で、iPad Air+Magic Keyboardの使いやすさは捨てがたいし、iPhone 18 Proのカメラ性能もかなり気になります。

今のところ、Duoに決めたわけではありません。

ただ、発表前は「iPadもあるし、Pro Maxで十分。たぶんいらない」と思っていた端末が、今は気になる存在になりました。

理由は、Duoそのものが便利そうだから、というだけではありません。

「iPadを持ってくればよかった」が減り、その分α7Cを持って出やすくなる。必要なときだけiPad Air+Magic Keyboardを持てばいい。

そんな使い分けができるなら、Duoによって変わるのはiPhoneの形だけではなく、外出するときの持ち物全体かもしれません。

一方で、iPhone 18 Proのカメラ性能を手放してまでDuoを選ぶ価値があるのか、という迷いは残っています。

だから次に確かめたいのは、「Duoは便利か」ではなく、本当に自分の持ち歩き方を変えるだけの端末なのかということです。

発表前は「いらない」と思っていたDuoが、ここまで持ち物全体を考え直させる存在になった。

今のところ、それが一番大きな変化です。